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手つなぎ上戸?

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不思議な酔いかたをする友人がいます。
笑い上戸、怒り上戸、絡み上戸、泣き上戸。いろんな人がいますが、彼女はそのどれでもありません。
あえて名づけるなら、「手つなぎ上戸」でしょうか。

専門学校の同級生の女の子は、ある程度酒がまわってくると人と手を繋ぎたがるんです。
片手ではお酒のグラスをしっかり掴み、もう片方の手で自分の隣にいる人の手を握ってくるんです。
酔った勢いで人に抱きついたりキスしたりする人の話はよく聞きますが、この子はそういったことはせず、ただ手を繋ぎたがるんです。
理由はよくわかりません。「なんで?」と聞いても絶対に答えないんです。
まあ、握られている方もただ片手が使えなくなるだけなのでたいして気にしないのですが、困るのはトイレや電話などでちょっと席をはずしたいとき。
彼女は一度手を握るとなかなか離してくれないんです。
「トイレ行きたい」と言っても「やだ」。
「電話来たから外でたい」と言っても「やだ」。
絶対に離そうとしません。

無理に離そうとすると、すさまじい力で握り返してきます。普段のほほんとした彼女からは想像もつかない握力に、私も初めてそれをされたときはかなり驚かされました。

この時の解決策は一つ。誰かに代わってもらうんです。
彼女に握られている手の上に重ねるようにして他の人の手を置き、一瞬ですばやく入れ替えるんです。そうすれば彼女は満足して、相手を解放してくれます。

いままでいろんなタイプの酔っぱらいを見てきましたが、ただ手を繋ぎたがる人というのは彼女しか知りません。
誰かと触れている安心感がほしいんでしょうか?
ちなみに、手を繋ぐ相手は誰でもいいわけではないようです。
手を握られる=彼女が気に入っている相手ということなのだろうか……
そう考えれば、手を握られるのも悪くないかなと思います。